
Takazudo Modularにて取り扱わせて頂いている、ADDAC SystemのADDAC200S Size Matterの紹介/解説記事になります。
ADDAC200S Size Matterは、6.35mmと3.5mmのジャック変換を1台でこなすユーティリティモジュール。3ペアのパッシブ変換チャンネルを備え、電源不要で設置も簡単。外部エフェクターやオーディオインターフェースとの連携にも対応。
本商品は以下よりご購入頂けます。
商品写真



ADDAC200S Size Matterとは
ADDAC200Sは、ユーロラックとスタジオ機器、エフェクトペダルなど外部オーディオ機器とのインターフェースを容易にする目的で設計された、パッシブ構造のフォーマット変換モジュールです。3つの独立したチャンネルを搭載しており、それぞれが1/4インチ(6.35mm)ジャックと1/8インチ(3.5mm)ジャックの入出力を備えています。これにより、異なる接続規格間での信号のやり取りを非常にスムーズに行うことが可能です。
電源供給が不要なパッシブ設計であるため、消費 電力を気にすることなく任意の位置に設置でき、ユーティリティモジュールとして柔軟に活用できます。また、電気的なバッファリングやゲイン調整が一切行われないため、原音に忠実な信号伝送が求められるシチュエーションにも適しています。
信号のルーティングに活躍
ADDAC200Sは、CV信号やオーディオ信号のどちらにも対応しており、ユーロラックシステム内での実験的なルーティングに加え、以下のような多用途な応用が可能です。
- スタジオミキサーやオーディオインターフェースとの接続
- ギター用エフェクターペダルの導入・返送ポイントとしての利用
- ハードウェアシンセサイザーやドラムマシンからのCV信号受け渡し
- ステージ用途での簡易的なライン分岐・変換ユニットとして
入出力の方向に制限はなく、3系統すべてを一方向に使用しても、入出力を混在させて運用しても問題ありません。この柔軟性により、パフォーマンスや制作スタイルに応じた自由な使い方が可能です。
Takazudo的所感
このモジュールはユーロラックモジュラー標準な3.5mmジャックと、スタジオ機器でよく使われる6.35mmジャックの変換を行うだけのモジュールです。そういった変換は短い変換ケーブルでも十分事足りますが、あれこれ演奏しているときには触れて抜けてしまわないか、ノイズになってしまわないか微妙に不安さがあります。その様なジャック変換を行いたいとき、このモジュールをモジュラーに混ぜておくと便利に使うことが出来ます。
関連モジュールとして、合わせレベルの増幅/減衰も行ってくれるもの、レベル変換だけを行うもの、トランスでノイズ軽減を行うものも取り扱っていますので、必要に応じてご検討頂ければと思います。
技術仕様
- 幅: 4HP
- 深さ: 35mm
- 消費電力: 電源不要(パッシブモジュール)
付属品
- ネジ
ADDAC Systemについて
ADDAC Systemはポルトガルのモジュラーシンセメーカーです。
アナログ良さを生かした、ベーシックな機能をしっかり形にしているモジュールラインナップを基本としつつも、CVをMIDIに柔軟にコンバートしたり、高度にコントロール可能なグラニュラープロセッサー等、デジタル技術もうまく調和させた独創的なモジュールも数多くリリースしています。
オマケ: 電氣美術研究會モジュラー小物セット付き

モジュラーシンセをもっと多くの方に触って欲しいという願いの元、電氣美術研究會さまにご協力頂き、モジュラー小物セットを本商品にバンドルさせて販売させていただいております。
パッチケーブルや電源ケーブル、ドレスナットのサンプルセット、モノラルスプリッターなど、内容は時期に応じて変化します。商品に同梱しますので是非お試し下さい!
ADDAC200S Size Matterの紹介は以上になります。
ご参考になれば幸いです。