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Claude Codeを覚えたかったら Max 20xプランにとりあえずすべき説

Author: Takazudo | 作成: 2026/03/13

概要

Claude Codeを効率よく覚えるためのコツがいくつかあるが、その一つが「まずMax 20xプランにすること」ではないかと考えている。もちろん最初からそのプランを選ぶ人は少ない。普通はもっと安いプランから始める。ただ、Claude Codeをもっと使いこなしたいと感じているなら、Max 20xプランにしないと多分本質的にClaude Codeのことが分からないのではないかと感じる。

稿

こう考えるようになった理由がいくつかある。きっかけは社内で皆Claude Codeを使い出していて、同僚たちがClaude Codeをどう使っているかを見たこと。

例えば、自分が記事を書くときに使っているスキルを紹介した。/linkifyみたいなスキルで、新しく書いた記事の中にあるキーワードを全部チェックして、リンクを張るべき候補を提案。webから適切なリンク先を検索して、リンクを付けてくれるというもの。便利でしょう。自分はブログで使っている。記事を公開する前にサッと実行するだけ。

ただ、その同僚はこのスキルがトークンをかなり消費することに気付いた。確かにそうだ。Webサイトをたくさんフェッチするし、CSSや画像までダウンロードしてしまうこともあるのかもしれない。なのでその人はなるべく呼ばないように気を付けて使っていた。そして同じことをするための、より良い方法を探し始めているようだった。

ただ自分は今までこのスキルを使用時、トークン消費のことなんて考えたことがなかった。公開前のルーティンの一つでしかなかったので逆に新鮮というか……。ちなみに自分はMax 20xプランで、毎週ほぼリミットまで使い切ってしまう。


別のケースでは、レビューにSonnetを使うべきかOpusを使うべきかという会話があった。あるハッカーのスキルがレビューにSonnetを使っていたという発見がきっかけだった。

より良い解を見つけるなら有意義かもしれない。ただコレについては自分は常にOpusを使っていた。単純にそっちの方が良いモデルだからという理由で。なにかその境目の微妙な塩梅を探るのは意味があるのだろうか。多分1ヶ月にはどうのこうのみたいな流れの中に飲まれていくだけなんじゃなかろうか。

こういう話題に対して自分は大きなギャップを感じる。そんなところで立ち止まって時間を使っていてはダメだと感じている。


話は変わり、先週末にClaude Codeで面白いミスをした。作っていたElectronのアプリをいじっていたときのこと。Claude Codeに「サイト内検索を実装して。このzudo-paperのリポジトリを参考にして、左カラム30%でリスト表示、右カラム70%で詳細表示、作成日の昇順降順、更新日の昇順降順、スコアの昇順降順でソートできるようにして、ヘッダーの歯車アイコンの左にSVGで虫眼鏡アイコンを置いて」みたいなことを指示した。

当然Electronのアプリの方に実装されることを期待していたのだが、プロンプトが曖昧だったせいで、Claude Codeはこの高度な検索機能をこのzudo-paperブログに実装してしまった。ちゃんとレイアウトが3:7になっていて、高度な検索が実装されていて、ちゃんと動いていた。

それは残しても良かったけれども、別に今は要らなかったので消してしまった。あとでまた欲しかったらやればいいやと。完全に予想外の出来事で、ちょっと面白かった。


これは単なるアクシデントだが、同時にClaude Codeの使い方の本質でもあるんじゃないかと感じた。Claude Codeや他のエージェント型CLIツールは「何でも賢くやってくれる奴」なので、やるべきことは「やりたいことを正確に伝えること」に尽きるんじゃなかろうか。トークンの消費量がどうとか、どのモデルを使うべきかとか、そういう話題はもっと後の話で良いだろうと。

こういうトピックについて考えること自体が無駄だと言いたいわけではない。ただ、それはエージェント型AIの働き方に十分浸かってから考えたらいいんでない?と。

ちょろっと「高度な検索みたいな機能実装しちゃってよ」と言ったらものの10分ぐらいでやってしまってくれるという、その速度感こそがClaude Codeなんだがなーーって。


実生活の例で言うならば、Netflixが都度課金のサービスだったとしたらどうだろうか。どの動画を買うかをかなり慎重に選ぶのではないだろうか。今期のアニメはコレしか興味が無いから、他のは買わなくていいやと。別にそれでもいいが、それはレンタルビデオ時代のやり方だ。

レンタルビデオ時代のやり方が悪いわけではない。この映画が見たかった、借りよう。それはそれで良い。ただ、Netflixのサブスクユーザーの方が圧倒的に広い視野で動画を選んでいるし、もはや我々はその次元からでしか動画にお金を払うという視点を俯瞰することはできないだろう。


Claude Codeの話に戻ると、学習者はまずMax 20xプランにすべきという提案はこれと似た視点から来ている。そんなに使わないと判断したら来月解約すればいい。ただ、その判断は「リミットまでほぼ自由に使い倒す」経験をしてからにしたほうが良いんでないの?と。その視点に一度立てば、明らかに人は無茶な使い方をしてみるものだ。

自分の場合、/local-reviewというスキルがある。3つのエージェントを使ってディープレビューをやるスキルだ。少し大きめの実装をした後にこれを実行して、指摘された内容を修正する。週のリミットが近づいてきて、まだトークンが残っていたら、使い切るまでこれを回す。「/local-reviewを実行して必要そうな修正をやって、これを5回繰り返して、自分は寝る、よろしく」みたいな感じで。

あるいはモジュラーシンセ関連のリソースをフェッチしてローカルにドキュメント化させたりもする。Claude Codeが “This is monster update!!” みたいなことを言ってくるが、気にしない。codex-cliは使っていないがサブスクリプションは持っているので、似たような使い方をさせる。Takazudo Modularの紹介記事を全商品書かせてみるとか、モジュールのリサーチをしてDocusaurusにまとめさせるとか。そういうのは気が向いたら見るぐらいのつもりでさせている。


別に誰しもこう使った方が良いぞと言うわけではないのだが、Max 20xプランを一度も使っていなくて、ステップバイステップで一つ一つ慎重にやっているなら、20xプランにして一度ドカンとやってみることを勧めたい。とりあえずエンジニアとしてガリガリAIを使っていこうと考えているのであれば。その後また普段の仕事に戻ればいい。

そういうやり方だと、Claude Codeが書いたコードが自分のスタイルと合わない? それは分かる。でもたぶんそういう開発の仕方は終わっているだろう。ドカンとアプリを生成した後で「これ、このCSSアーキテクチャに従って全部リファクタリングして」と言えばいい。大体それで事足りるし、そういう風にBig-Bang的なやり方で創造と破壊を繰り返して形にしていく方法を学んだ方が良いだろう。そしてここは外せないという所をちゃんと見るとか、あとはそのあたりをスキルを育てていって理想の形に近づけるとか。

逆にそういう風に使ってみた経験があれば、自分は実装は今しないのでMax 20xプランは要らないなとか判断も付くかと思うんですがどうでしょうね。