Takazudo Modularにて取り扱わせて頂いている、ADDAC SystemのADDAC306 VC Transitionsの紹介/解説記事になります。
ADDAC306 VC Transitionsは、1本のスライダー(または1つのCV入力)で、5チャンネルのCVを同時にスイープさせることができる、8HPの電圧制御トランジション/マクロコントローラーです。各チャンネルには個別にレンジと向きを設定でき、ひとつの操作で複数のパラメーターをまとめて動かすことができます。
本商品は、以下よりご購入頂けます。

商品写真



インターフェースの概要
ADDAC306 VC Transitionsは、パネル下部にあるTRANSITION CONTROLLERスライダーが操作の中心です。このスライダーを動かすと、5つのチャンネルが一斉に状態A(最小)から状態B(最大)へと移り変わります。
パネル上部には、5つのOUTPUT(チャンネルごとのCV出力)と、共通のCV INがあります。CV INに外部CVを入力すると、トランジションを自動化でき、このときスライダーは入力CVに対するアッテネーターとして機能します。
各チャンネル(5系統)には、以下のコントロールが用意されています。
MINIMUM: そのチャンネルの最小電圧(状態A)を設定します。SPAN: 最小電圧からの可変幅(状態Bまでの範囲)を設定します。DIRECTIONスイッチ: スライダーの動きに対して、最小→最大に動くか、最大→最小に動くかを切り替えます。チャンネルごとに向きを変えられます。
何ができるか
ADDAC306は、ひとつの操作で複数の行き先を同時にコントロールできる、「マクロコントローラー」的なモジュールです。
手動でのマクロ演奏: 5チャンネルにそれぞれ最小値・幅・向きを設定し、スライダーを動かすことで、複数のパラメーターを一度の操作でまとめてモーフィングさせられます。ドラムの長さ、ノイズのブレンド、フィルター、エフェクトの深さなどを、ひとつの動きで連動させるといった使い方ができます。
CVによる自動モジュレーション:
CV INにLFOやEnvelope、サンプル&ホールドなどを入力すれば、トランジションを自動化できます。1つのCVソースを、チャンネルごとに異なるレンジ・向きにスケーリングして5系統に分配する、という使い方も可能です。クォンタイザーと組み合わせる: 各出力をクォンタイザーに送り、チャンネルごとに異なる幅を設定することで、和音のボイシングを動かすといった応用もできます。
2台のチェイン: 2台をチェインして、より多くの出力へと拡張することもできます。
参考動画
以下は、本機の動作を解説したDivKid氏によるデモ動画です。
技術仕様
幅: 8HP
深さ: 40mm
消費電力: 40mA +12V/20mA -12V(公式値。ModularGridでは50mA/50mAと記載されています)
CV出力レベル: ジャンパーにより +5V/+10V を選択可能
付属品
電源用リボンケーブル
ネジ
ADDAC Systemについて
ADDAC Systemはポルトガルのモジュラーシンセメーカーです。
アナログ良さを生かした、ベーシックな機能をしっかり形にしているモジュールラインナップを基本としつつも、CVをMIDIに柔軟にコンバートしたり、高度にコントロール可能なグラニュラープロセッサー等、デジタル技術もうまく調和させた独創的なモジュールも数多くリリースしています。
オマケ: 電氣美術研究會モジュラー小物セット付き

モジュラーシンセをもっと多くの方に触って欲しいという願いの元、電氣美術研究會さまにご協力頂き、モジュラー小物セットを本商品にバンドルさせて販売させていただいております。
パッチケーブルや電源ケーブル、ドレスナットのサンプルセット、モノラルスプリッターなど、内容は時期に応じて変化します。商品に同梱しますので是非お試し下さい!
ADDAC306 VC Transitionsの紹介は以上になります。
ひとつの操作で複数のCVをまとめて動かせるこのモジュールは、パッチ全体を一気に変化させたいライブパフォーマンスや、複数の宛先へのCV分配など、アイデア次第で幅広く活用できます。

ご参考になれば幸いです。
