Takazudo Modularにて取り扱わせて頂いている、Meng Qi(孟奇)氏のCricketというスタンドアロン型の電子楽器の紹介です。
Cricketは、ソーラーパネルで駆動する、手のひらサイズのスタンドアロン音響楽器です。電池や外部電源を必要とせず、明るい光をソーラーパネルに当てることで音が鳴ります。本体にはピンを取り付けられるようになっており、服やバッグに付けて持ち歩くこともできる、ジュエリーのような楽器です。
本商品は、以下よりご購入頂けます。

商品写真






概要
Cricketは、それ単体で音を出す、自己完結型の小さな電子楽器です。中央のソーラーパネルに光を当てると動作し、パッチケーブルやオーディオジャックは備えていません。発音は、本体に内蔵された圧電スピーカーから直接出力されます。
演奏は、ソーラーパネルに当たる光を手で遮ったり、本体上の金色のタッチポイントに触れることで行います。光の当たり具合とタッチの組み合わせによって、コオロギ(Cricket)の鳴き声を思わせる、断続的で揺らぎのあるサウンドが変化します。
使わない時は、本体のオン/オフスイッチで音を止めておくことができます。
音のしくみ
Meng Qi氏の解説によると、Cricketは古い電子工作雑誌に掲載されていた回路をベースに作られています。サウンドの中心にあるのは、シュミットトリガNANDゲートを内蔵したCD4093というICで、これは自作シンセでよく使われる40106と同系統のチップです。
Cricketの内部には、このCD4093を用いた3基のオシレーターがあります。
メインのオシレーター(ピッチを決める)
モジュレーション用のオシレーター(メインのオシレーターを変調する)
リズム用のオシレーター(音の断続のしかたを決め、コオロギが間隔を置いて鳴く様子を再現する)
この3つが組み合わさることで、Cricket特有の鳴き声のようなサウンドが生まれています。
コントロール
Cricketのコントロールは、本体の表裏に配置されています。
ソーラーパネル(表面): 当たる光を手で遮ることで演奏します。
金色のタッチポイント(表面): 触れることで、各オシレーターのピッチが変化します。
グリッチポイント(裏面): 裏面のアンテナ部分にあるタッチポイントで、触れると音色が変化します。これはMeng Qi氏が回路設計時に生まれた「偶然」を演奏可能なポイントとして取り入れたものです。
プリセット用トリマー(裏面): 付属の精密ドライバーで調整する半固定の調整ポイントで、内部オシレーターのピッチやスピードなどをあらかじめ設定しておくためのものです。
オン/オフスイッチ
参考動画
以下は、Meng Qi氏自身によるCricketの紹介動画です。実際の鳴り方や演奏のしかたをご確認頂けます。
技術仕様
ソーラーパネルで駆動(電池・外部電源は不要。動作には明るい光が必要です)
オーディオジャック非搭載、内蔵の圧電スピーカーより音が出力されます
オン/オフスイッチ搭載
着用用のピン留めに対応
付属品
着用用ピン
調整用の精密ドライバー
Meng Qi について
Meng Qi 氏は中国北京を拠点に活動する電子楽器のクリエイターです。
氏の作る楽器は非常にユニークなモノばかり。アナログとデジタルの調和の中に、遊び心やフィジカルな楽器としての要素を感じさせる作品は、電子楽器愛好家の興味を引いてやみません。
Cricketの紹介は以上になります。
光に当てて音を鳴らすという、ほかのモジュラーや電子楽器とは一風変わったこの小さな楽器を、ぜひお手元で試してみて下さい。

ご参考になれば幸いです。
