Takazudo Modular: zudo-block-40 Lite

作成: 2024/12/28 更新: 2025/05/19 Author: Takazudo

Takazudoが趣味で作っているDIYシリーズ、zudo-block-40 Liteの紹介記事になります。

こちらの商品は40HPサイズのユーロラックモジュラーシンセサイザーケースで、Takazudoの方で設計したものです。ケース作成のモチベーションとしては、小型で角度や深さを変えたり出来るものが欲しいというものでした。このケースはアクリルボード/金属のレールで作ったzudo-block-40を、リーズナブルな素材で構成したケースです。

このLiteシリーズは、Takazudoが3Dプリンタで作ったパネル/レールをプリントし、素材や色のバリエーションで良さそうな組み合わせのものを選んで構成しています。バリエーションは日々気まぐれに増えていく予定です。

本商品は、以下よりご購入頂けます。

YamiKage-Lite
YamiKage-Dual
YamiKage-Metal
KuroBeni-Lite
KuroBeni-Dual
KuroBeni-Metal
Akatsuki-Lite
Akatsuki-Dual
Akatsuki-Metal
ShibuGaki-Lite
ShibuGaki-Dual
ShibuGaki-Metal

商品写真

商品写真
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商品写真
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zudo-block-40 Liteの特徴

組み立ての写真

寸法や組み立て方はzudo-block-40と基本的には同じです。なので、まずは以下zudo-block-40の紹介記事をご一読ください。

zudo-block-40開発をしていた際、最終的に完成形のパネルらを作るため、延々と3Dプリンターでプリントを繰り返しては調整していました。そうして完成させた後も、私自身は節約のために自分でプリントしたパネルで作ったケースを使い続けていました。そうしているうちに、だったらそっちも整えて売れば良いのではと思い、ラインナップを整備し、販売することにしました。

zudo-block-40のパネルはレーザーカットされたアクリルボードですが、このLite版は、3Dプリンタでプリントされたものです。

パネルの写真

パネルについては、プリント結果として歪みが顕著なものや、形や模様がいびつなものについては選別して除外しています。素材とパネルカラーはラインナップ毎に異なります。

3Dプリントは、1mm以下の層を順々に溶かしたフィラメントで積み上げてオブジェクト全体を作っていくという仕組みです。このため、アクリルボードをカットして作るパネルと比較すると、表面/断面の仕上がりは個別に差があり、完全に均一な質感を得るのは難しくなっています。ご購入の際、このような差がある程度あることはご了承ください。

一応、衝撃への耐性という意味では、アクリルボードよりも、基本プラスチックである3Dプリンタ製のパネルの方が耐久性が高い傾向が高いです。例えばある程度の高さから落とすと、アクリルボードの方が端が欠けるなどしてしまうことがありますが、こちらは比較的割れにくい素材になっています。

バリエーション

こちらの zudo-block-40 Lite は、パネルカラーの組み合わせごとに、zudo-block-40と同様、3種類のレールの組み合わせがあります。

zudo-block-40同様、パネルカラー/サイドパネルの形状については価格の差が無く、レールによってのみ価格が異なります。送料込み/税込みの価格は以下の通りです。

  • Lite: 4,980円
  • Dual: 8,980円
  • Metal: 13,980円

以下に、バリエーション全てについて、パネルカラーや素材の組み合わせをまとめています。

01: YamiKage(黒)

YamiKageのパネルカラー図

YamiKageは、他のカラーバリエーションでもベースの黒として使用している黒色のフィラメントのみを使って構成しました。いろいろなフィラメントを日々試していますが、カーボンファイバー入りのPLAは質感が良く、強度も高いながら、見た目もシックで良い感じです。

パネル表面の柄の影響もありますが、深い黒と言うよりかは、墨のような少しくすんだ黒色のパネルです。

  • 黒パネル: PLA-CF(eSun)
商品写真
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02: KuroBeni(黒/赤)

KuroBeniのパネルカラー図

KuroBeniは、黒をベースとし、彩度が高く暗めな赤のPLAフィラメントを使用して構成しました。フィラメントにはさまざまなカラーがありますが、何も考えずになんとなく作ると、プラスチック特有の安っぽさが出てしまいがちです。黒をベースにすることで高級感を出しつつも、アクセントとして赤を使うことで、シックなイメージを崩さないようにしました。

  • 黒パネル: PLA-CF(eSun)
  • 赤パネル: PLA(eSun)
商品写真
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03: Akatsuki(黒/濃いオレンジ)

Akatsukiのパネルカラー図

Akatsukiは、黒をベースとし、彩度が高くやや明るめな、濃いオレンジのPLAフィラメントを使用して構成しました。モジュラーシンセのケースはアルミや金属製のものが多く、カラーとして明るい色はあまり見かけませんが、こういったパネルで作る分にはさまざまなカラーが使えることが楽しみのように思います。

果物のオレンジの皮のようなオレンジカラーを使いつつ、シックさも保った構成としました。

  • 黒パネル: PLA-CF(eSun)
  • 赤パネル: PLA(eSun)
商品写真
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04: ShibuGaki(黒/明るいオレンジ)

ShibuGakiのパネルカラー図

ShibuGakiは、黒を基調としつつ、鮮やかで明るいオレンジのPLAフィラメントを使用しています。軽快でポップな印象を持たせながらも、ベースの黒パネルが全体を引き締めており、見た目のバランスに優れたデザインに仕上がりました。

  • 黒パネル: PLA-CF(eSun)
  • 赤パネル: PLA(eSun)
商品写真
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関連商品

以下、本商品の関連商品になります。

zudo-block-60の写真

zudo-blockシリーズ

こちらは3Dプリンタ製40HPのzudo-block-40 Liteですが、アクリルボード版の同寸法のzudo-block-40。60HP版のzudo-block-60もご用意しています。

ほか、よりリーズナブルな60HP版フレームキットのzudo-block-60 Openもご用意してあります。こちらも併せてチェックしていただければと存じます。

バスボード

こちらのケースに取り付けられる、電源を分配するためのバスボードを別途開発しました。以下ページに詳細をまとめておりますので、ご興味ありましたら是非併せてご参照ください。

電源について

このケースには電源が内蔵されていないため、別途電源をご用意頂く必要があります。電源用のモジュールとして、以下の3つを国内で入手しやすいものとしてご紹介しておきます。

また、電源ってどう考えれば良いのかよく分からないという方向けに、以下コラムを別途用意してあります。こちらも併せてご参照頂けますと幸いです。

寸法/データ

細かい寸法のデータが必要な場合、以下データをご参照ください。

zudo-block-40 Liteの紹介は以上になります。

YamiKage-Lite
YamiKage-Dual
YamiKage-Metal
KuroBeni-Lite
KuroBeni-Dual
KuroBeni-Metal
Akatsuki-Lite
Akatsuki-Dual
Akatsuki-Metal
ShibuGaki-Lite
ShibuGaki-Dual
ShibuGaki-Metal

ご参考になれば幸いです。