
Takazudo ModularにてMeng Qi(孟奇)氏の商品を取り扱わせていただくことになりました。その第一弾としてDPLPGというモジュラーを入荷したので、その紹介記事となります。
DPLPGとはどういうモジュール?
このモジュールを端的に言うと、以下でしょうか。
- 2チャンネルのLow Pass Gate
- ツマミは無し、InputへのLow Pass Gateのかかり具合をCV入力で制御
- 2hp(!)で浅いモジュール
Low Pass Gateとは「パーカッシブで弾力のある」みたいによく表現される音を作る、フィルター的なものです。直接使ったことがなくても、聞けば「あぁこういう感じ」って感じられる方は多いかと思います。Low Pass FilterとVCAに同じエンベロープをかけると、似たような効果を得られます。
技術的なことは詳しく解説できるほど詳しくないので割愛しますが、Vactrolという部品を使ってこのような音を作ることができるみたいです。このLow Pass Gateという言葉には色々背景があるので、興味がある方は調べてみると面白いと思いいます。
Low Pass Gateをかけた音はこんな音
DPLPG理解のため、DPLPGの特徴が分かるようなデモ動画を作りました。 細かい話はさておき、ひとまずこちらをご覧いただければと。
この動画では、普通にVCAを使って音量を減衰させた場合と、DPLPGを使った場合を交互に切り替えています。
オシレーターはExpert SleepersのDisting EXです。Disting EXは多くの機能を持つモジュールで、その機能の一つ、Macro Oscillator(Mutable Instruments Braidsのクローン)を4音鳴らし、それぞれにLow Pass Gateをかけています。最後にDelay/ReverbなMake NoiseのMimeophonをかけています。
その他、使っているモジュール等は以下です。
- OXI Instruments: OXI ONE
- After Later Audio: Cloaks
- Instruo: cnōc
- Instruo: lìon
- Instruo: tàin
- Expert Sleepers: ES-9
ほか、Takazudoがアップロードしているセッションだと以下でもDPLPGを使っているので、併せてざっと聞いてみてもらえるといいかもしれません。