Takazudo Modularにて取り扱わせて頂いている、AI SynthesisのAI017 Low Pass Gateの紹介です。
AI017はクラシックなローパスゲートをベースに、レゾナンスやDepthパラメータの追加、VCA及びVCFとして使用できるようにも機能追加された、現代版ローパスゲートです。
アルミニウムパネル版、黒パネル版の2種類があり、DIYキットも併せて取り扱っています。
こちらの商品は、以下よりご購入頂けます。
商品写真: 完成品
商品写真: DIYキット
AI017 Low Pass Gateの機能
AI017ユーロラックローパスゲートモジュールは、中央左側にあるスイッチにより、以下3つのモードから一つを選んで動作させることができます。
- VCF(上側)
- Low Pass Gate(中央)
- VCA(下側)
AI017は、クラシックなBuchla 200シリーズローパスゲートのアップデート版で、調整可能なレゾナンス回路とDepthコントロールが追加されています。Vactrolが使用されており、クラシックな「リンギング」と「ボンゴ」効果を実現します。
以下は、AI Synthesis公式のデモ動画です。
DIYガイド
DIYキットには、パネル、PCB、すべての部品、フラットケーブル、取り付けネジが含まれています。
AI Synthesisは、Webサイトに細かなDIYガイドを用意しています。以下がそのガイドですが、組み立ての動画をはじめ、一つ一つの手順を写真入りで解説してくれているため、DIY入門的にもおすすめです。
組み立ててみた感想
こちらは私Takazudoの方でも自分で組み立ててみました。そしてその様子を撮った動画が以下です。とりたてて何か分かりやすくするための動画では無いですが、キットの雰囲気を感じてもらうためによろしければご参照いただければと。部品も小分けに袋に入っていて、親切なキットであることがご確認いただけるかと思います。
部品はスルーホールのはんだ付けしやすい大きさの部品のみで構成されています。はんだ付け自体は難しくないですが、ポテンショメーター、ジャック、スイッチの種類が多く、それらは高さだいぶ異なるため、フロントのパネルの高さ調節に少し気をつけた方がいいかもしれません。
私はこういうとき、一通りの部品を一度基板に置いた上でパネルを取り付け、ナット類を軽く閉め、高さを揃えた上ではんだ付けをしています。部品をパネル側に寄せて位置決めをしてから、基板にはんだ付けする感じです。とりあえず通電していればパネルと基板の高さがずれていても動作はしますが、そのあたりに注意して組み立てて頂くと綺麗にできると思います。
モジュラーシンセのDIYとは?
モジュラーシンセサイザーのDIYについて詳しくご存じない方向けに、以下にDIYの導入的なコラムを用意しました。DIYについてご興味のある方、始めてみようと思う方は、是非ご参照いただければと。
また、組み立てに際して不明点や不安な点がございましたら、以下Takazudo Modularのdiscordチャンネルにてお気軽にご質問等、頂ければと思います。
AI Synthesisについて
AI Synthesisはアメリカポートランド州に拠点を置くモジュラーシンセメーカーです。
AI Synthesisのモジュールラインナップは、シンプルで実用性の高いベーシックなタイプのモジュールで構成されています。ユーザーの学習とDIYサポートに力を入れており、すべてのモジュールに丁寧なDIYガイドが用意され、設計図、BOMも合わせて公開されています。AI SynthesisのDIYキットで、シンセDIYを初めてみませんか?
オマケ: 電氣美術研究會モジュラー小物セット付き
モジュラーシンセをもっと多くの方に触って欲しいという願いの元、電氣美術研究會さまにご協力頂き、モジュラー小物セットを本商品にバンドルさせて販売させていただいております。
パッチケーブルや電源ケーブル、ドレスナットのサンプルセット、モノラルスプリッターなど、内容は時期に応じて変化します。商品に同梱しますので是非お試し下さい!
AI017 Low Pass Gateの紹介は以上になります。
ご参考になれば幸いです。