Takazudo Modularにて取り扱わせて頂いている、NoisyFruitsLabのVU Level Meterの紹介／解説記事になります。VU Level Meterは、モジュラーシステム内にて、クラシックなアナログレベルメーターをLEDで再現したモジュールです。

こちらの商品は、以下よりご購入頂けます。

• VU Level Meterとは
• VU Level Meterの使いどころ
• 参考動画
• その他機能
• 仕様
• 付属品
• NoisyFruitsLabについて

#VU Level Meterとは

VU Level Meterは、InとOutのペアが2つ搭載されたモジュールです。Inに入力された電圧の大きさに応じ、パネル裏にあるLEDが点灯し、メーターの役割を担います。Inへの入力はOutへそのまま出力されます。

右側のInに何も接続されていない時は、左側のInからの入力が、そのまま右側のInの入力としても使用されます。

#VU Level Meterの使いどころ

VU Level Meterの使い道としては、以下のようなものが考えられそうです。

1. クリップしそうかを確認
2. CVの大きさを確認
3. 見た目的に華やか

それぞれ見ていきます。

#1. クリップしそうかを確認

まず、音がクリップしそうかどうかを目視ですぐに確認したい場合に使うというのが、最も簡便な使い方ではないかと思われます。例えば、モジュラーシステムでMixしたAudioを、最終的にオーディオインターフェースやミキサーに渡す前に、このVU Level Meterを挟んでおくことで、意図しないクリップの発生を防ぐ助けとすることができます。

ライブパフォーマンス時、耳は今鳴っている音に慣れてしまうため、音のボリュームの大きさが、時間と共に正確に判断できなくなってくることがあります。後で録音を聞き直してみると、後半はずっと音がクリップしていたというようなことはあるあるかもしれません。

システムに組み込まれているVU Level Meterにおいて、最終出力として赤いLEDが光る状態を、クリップするボリュームぐらいに調整しておけば（VU Meter直前のゲインを調整する等で）、VU Meterをチラチラと確認することで、全体的なボリューム感を揃えやすいかもしれません。

#2. CVの大きさを確認

ほか、CVの大きさを確認するために使うのも有効です。LFOやEnvelope Generatorなどから出力されるCVを、このVU Level Meterを挟んでおくことで、そのCVの大きさを目視で確認することができます。

とりたてて、時間周期の長いLFOというのは、何かしらそのCVの高さを視認できる仕組みがモジュールに備わっていない場合、今現在、どのくらいの高さの電圧を出力しているのかを把握するのがやや難しいということがあります。そんな時、このVU Level Meterを挟んでおくことで、そのLFOの出力電圧の大きさを把握しやすくなります。

#3. 見た目的に華やか

また、見た目的に華やかで楽しいというのも、このVU Level Meterの魅力の一つと言っても良いかと思われます。モジュラー演奏の動画を撮ったりなどする場合、LFOなどのCVをこのモジュールに渡しておくことで、ゆっくりとメーターが変化する様子は見た目的にも目を引くものになるでしょう。

#参考動画

以下動画では、同ブランドNoisyFruitsLabのKick V2のOutを左側のInへ、808 Snare DrumのOutを右側のInへ接続しています。

それぞれの音が鳴っている時、VU Level Meterがそのボリュームの大きさに応じて点灯していることをご確認いただけます。

#その他機能

モジュールの裏にあるトリマーにより、入力CVに対するLEDの点灯比率を調整することが可能です。初期状態では、約6Vの電圧で全てのLEDが点灯するように設定されています。

例えばより小さい電圧をメーターに大きく反映させたい場合、MAXを10Vにしたい時など、ご自身でトリマーを回してご調整いただけます。

#仕様

• 幅: 4HP
• 深さ: 30mm
• 消費電力: +12V 75mA／-12V 8mA

#付属品

• フラットケーブル
• ネジ
• バナナキーホルダー
• バナナステッカー

#NoisyFruitsLabについて

NoisyFruitsLabはSamuel Biniaszczyk氏の運営する、ドイツのシンセサイザーメーカーです。小規模ながら高いクオリティのモジュールを多数リリースしており、氏の手掛けるモジュールの多くは、DIY用のパネル＆PCBとしても販売しています。

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